クランクブギ CRANKBOOGIE

自転車と、ブルースと、旅と。

travel

ロードバイクで、ときどきヨーロッパ

本篇は雑誌の紀行文コンクールに応募するために、今までの欧州サイクリング記事をひとつにつなげて、その後のロングライドをまとめたものです。既出記事に比べて後日譚の続きが少しありますが、ほぼ同じです。自分のやってきた事を振り返り、これからを考え…

失われた旅を求めて by 蔵前仁一

1980~90年代は、1週間程度の休暇時に旅行していた時期だ。 いくつかの国と場所を訪れて、犬も歩けば棒に当たる式に運の良い事も悪い事も経験をして、自分がどんな奴かわかったし、考え方、生き方が少しずつ変わっていった。 蔵前さんの著作にも大き…

自転車(ロードバイク)で鳥取県一周 実行編

(8/11~8/12) 昨年からやりたかった鳥取県一周を夏休みに実行した。酷暑の時期にやるのは、もう一人の自分の判断では「延期しろ」。タフなコースだし、1回での獲得標高5,500m以上は自分にとって初挑戦である。だが、やりたい気持ちが上回っ…

自転車で千葉県一周 528㎞

(11/3~4) 走行距離 527.9km 走行時間 25時間42分 (11/3 6:10:-11/4 16:50 TOTAL34h40m) 熱量 8,197kcal心拍数 平均120bpm/最大182速度 平均20.5km/h/最大50.8(グロス平均15.3km/h) ケイデンス 平均72rpm/…

ピッツバーグ、2017 息子と2人旅

(8/10~8/15) 小学6年生のセンタと、二人だけで旅行した。 行き先はペンシルバニア州ピッツバーグ。 目的は、AIB(American Intstitute of Baking)時代の同級生、スコット・ベイカーに26年振りに会う事。センタの視野を広げ、自立心を強くする…

松戸の良文堂さんで、高野秀行氏サイン会

(6/24) 筑波山ライドの後、夕方、松戸に向かう。 「謎の独立国家ソマリランド」文庫化を記念し、高野秀行本の聖地、良文堂書店でサイン会が開かれたのだ。サイン書いてもらいながら、少しだけお話も。 嬉しかったです。 行く前、お客は男ばっかりなん…

自走で渋峠 Trip to Shibu-tauge Pass Alt.2,172m

天気よくて、気分サイコー! 1日目は利根川を遡上。関東平野。ずっと平坦。 ほぼA生さんに引っ張ってもらっての巡航速度は30km/h。そのグロス平均時速は23km/h。休憩すると19km/hに下がって、走り出すとまた上がるけど休むとまた戻る・・・追い風基…

松戸の良文堂書店さんはスゴイ

何がって、高野秀行さん推しが半端なく充実してるんだ。一度行ってみて下さい。 特に今は、アフリカなどの映像をレジ横の場所で見ることができます。 なんて。 自分は「幻の怪獣ムベンベを追え」を初版で読んだファンなのだが、高野さんがこんなに沢山の本を…

大阪→東京キャノンボール挑戦記

ルート 大阪(梅田新道)~伊賀~名古屋~東京(日本橋) 結果 527km 35時間37分 24時間後の到達地点 378km 静岡県富士市 道の駅 twitterで応援して下さった皆様、ありがとうございました! (10/6木) 夜、帰りの電車内で天気と風向きをチ…

大阪へ

大阪に行ったら食べたいと、ずっと思っていた味。 でも曜日や時間の関係で、なかなか叶わなかった。 住んでいた頃はよく行っていた、お店。 難波、大黒のかやく御飯。 かやく御飯だけでなく、魚や菜っ葉の煮付けがまた最高なんだ。 そして、船場、マツバヤの…

極私的「東京→大阪」自転車旅 #3 実走

7/15(金) 早めに帰ってきて20〜23時30分まで寝る。 (アプローチ) 7/16(土) 午前0時57分、ウチをスタートし日本橋まで自走、午前2時25分頃着。インナーでウオーミングアップな感じで6号線を走った。 走行距離 27.1km 走行時間…

ラ・マーモットの ムッチャ、長い話  2015 

チーム・オッティモ 弦巻千尋このレポートは所謂「完全版」で、16,000字以上あります。写真も多いので、お楽しみ下さい。そんな長いの読んでる時間ないわっ!という方は、シクロワイアードさんに掲載された、下記リンクの記事をご覧下さい。大まかな内容は変…

山下晃和さん講演@mont-bell ハーベステラス品川

「Cyclist」×「モンベル」コラボレーション企画。 「Cyclist(サイクリスト)」での記事は↓にアップされている。 http://cyclist.sanspo.com/179854 山下さんの自転車旅の講演は、今回がラスト、という事で聴きに行った。 会費2千円で、ハーベステラス品川…

山下晃和さん POTAVELトークショー「旅と自転車」&講演会「荷物を積んで自転車旅へ」

3月の話なんだけど。 「自転車ロングツーリング入門」の著者にしてモデル、山下晃和さんの話を聞く機会が2回あった。直前にSNSで知って出かけんだ。 まず代官山の自転車店、POTAVEL FIGO ! でのトークショー。 話題は「PAPERSKY」の編集長ルーカスBBさ…

「自転車ロングツーリング入門」、いいぞ

山下 晃和 著 実業之日本社 刊 著者はモデルさん。様々な活躍をされているが、俺はこの本で初めて知った。 自転車旅行の機材、ノウハウ、情報入手先、旅行記、盛り沢山な内容をコンパクトに上手にまとめてある。 読みやすい文章、分かりやすいコラム、編集や…

あの日、僕は旅に出た by 蔵前仁一

蔵前 仁一 著 幻冬舎 刊 「ゴーゴーインド」他様々な旅行記や、旅人の為の雑誌「旅行人」(休刊中)主宰の蔵前仁一さんの久々の著作。 旅の内容というより、彼の半生記と仲間達と作った「旅行人」の話。 この方の文章や、視点が好きだ。 共感する処が多いし…

旅のスワヒリ語 

Kiswahili Cha Safari C.P.C.出版 アフリカ東部のケニアやタンザニアで話されている言葉。 買ったのはケニアに行く前だから、88年か89年。 旅行会社、道祖神経由だったと思う。カセットテープ付きだ。 こんにちは Jambo! どうもありがとう A…

旅する力 − 深夜特急ノート −

「○○ 力」というタイトルが嫌いだ。 初めて使ったのを見た時は、もうそれがどんな本のタイトルか忘れてしまったが、良いと思った。 が、その後何にでもつけられるようになって、安易だ、と考えるようになった。 世の中今でもその傾向は続いている。 エエ加減…

アルプデュエズ、2000

l’Alpe d’Huez ラルプデュエズと書く方が、一般的だ。その表記はサイクルスポーツ誌の編集者だった、フランス語堪能な山口さんが広めたそうだ。じゃ、なんでこう書くかと言えば、現地の人の発音がラルプよりアルプに近いと感じたから。 生意気でしょ?俺にと…

桃谷、1987

1987年の秋。 青年海外協力隊に参加しようと考えていた。一次試験には合格した。二次試験までの間に体のメンテナンスをしておこうと、まず歯医者に通い始めた。 その頃、午後になると毎日のように胃が痛かった。春の会社の健康診断で単なる胃炎と言われ…

クロスロード、1992 

最初の晩はメンフィスのビールストリート。 BBキングのクラブをはじめ、ブルースを聞かせる店が並んでいる。本を読んで思い描いていたより広々閑散としていた。2、3軒ハシゴした。通りに人は少ないが店に客は結構入っていた。USAは連休だった。当然と…

ラ・ベルナール・イノー、2006

ブルターニュの穴熊、ベルナールイノー。 と言っても、既に俺の周りでは知っている人は少ない。自転車を始めた頃にNHKの番組を見て、多大な影響を受けた自分にとっては最大のヒーローだ。彼は本物のプロフェッショナルだ、と思う。その時々の自分の為すべ…

タイ・カンボジア国境、1987

前年、飛行機の中でカンボジア人の姉妹と知り合った。 crankboogie.hatenablog.com行きたい国ではあったが。当時は内戦が続いており、個人旅行などできる状態ではなかった。その年、ベトナムのホーチミン(サイゴン)にタイ航空が飛ぶという話はあったが、ま…

ハンガリー、1986

地平線が見渡せるような広い大地を自転車で走りたかった。 社会主義国がどんな所か見てみたかった。 いろんな恐怖話を聞くアエロフロートに乗ってみたかった。 初めての海外サイクリングにハンガリーを選んだのは、そんな理由からだった。 行くと決めた後は…