クランクブギ CRANKBOOGIE

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"Hardist night after 35 years" Opening Act 水木ロードブルースファクトリー

2024年最初の記事は、昨年のクリスマスイブの話。

(12/24)

かつて米子で開催されていた伝説的ロックイベントが、35年の時を経て復活。

主催者H埼さんのご厚意で、水木ロードブルースファクトリーがオープニングアクトを務めさせて頂いた。

曲は、リトル・ウォルターのJust Your Fool、ジミー・ロジャーズの Walking By Myself 、そしてエリック・クラプトン(ロバート・ジョンソン)のCrossroads+α。

持ち時間10分、夏の「まちなか音楽祭」と同じ曲数、新曲はクロスロード。

今回は自分の機材を新しくした。アンプはフェンダーのチャンプ600、マイクはハーモニカメーカーのホーナーがsEエレクロニクスと組んで作ったHB52、シールドは松江motnak Sound Worksの10m。

motnak.com

真空管アンプのチャンプ600はハーモニカ友達のbluesboy_gakky君に薦められたモノ。Bar461のKOTEZ塾発表会でも使われていたし。フロミズワンダーズのハーピスト藤本さんも使ってたし、間違いないだろうと試奏せずに買った。まっ、既に製造は終了していて山陰に置いている店はないし。中古をネットでね。ボリュームを10以上にすると、良い感じに歪んでくれるって話。とはいえ普段そんなにボリュームは上げれないから、この大きな会場なら、と楽しみにしていた。

マイクは今まで使っていたBlowsMeAwayのウッドマイクだと、アンプの接続部が緩い為かハム音が大きくなってしまうので、HB52を導入したのが良い感じにハマった。シールドは持っている3mものでは長さが足りないので、通常ライブをやるバーでは長すぎるが客席乱入用に使えるしと10mを買った。シールドは長い方が高音部をカットするそうで、その方が有難い。

それでもリハの時アンプのスピーカーを客席に向けるとハウリングするので、ステージの後ろにスピーカーを裏手に向けて設置してマイクで音をとった。10mの長さが早速大活躍だ。

OAを観に来て下さったぽんさくさん、MIZUHO_tenchou、タイチ君、有難うございます!

www.youtube.com

〈video shot by mizuho_tenchou  thank you !!〉

やってる時は少しハウリングしたものの、まあ上手くできたし、楽しい、サイコー!って感じだった。

でも。それは夏と同じく、音響のH埼さんマジックで。

打ち上げの時以降にH埼さんからもらったアドバイスは沁みた。

まずマイクのセッティング。ハーモニカ吹いたり歌ったりするのに取り回ししやすいよう、横にボーカルマイク置いたのだけど、それじゃ歌が聞こえないと。マイクの指向性を考えて真っ直ぐに置かなきゃダメ。「歌を聴いて欲しいンでしょ?」

それからアンプの音量。ハウリングしたらそれだけでお客様は聴いていられない。アンプの音をマイクでとるのだから、ハウリングしない音量に抑えること。PA(Public Address)さんも音のバランスが取れなくなってしまう。お客様に聞いてもらうわけですから、50年代の歪んだハーモニカの音に近づけたいって自己満足を優先するようじゃいけませんって事すよね。そうしたいならハーモニカの場合まず正しいブレスとカッピングを身につける方が大事だと知ってるクセに、努力せず、機材に頼ってました。

加えて。

後からI田さんに言われるまで気づかなかったが、Just Your Foolの最後のバースをすっ飛ばして終わってた! 平然と合わせてくれたリーダー、流石です。オレは大会場で、やっぱり舞い上がってたんだねぇ。

そんなこんな反省点を踏まえつつ、経験を活かして、次のライブを楽しみます。

イベントの本番、Hardist night after 35 yearsは、レベルの高いバンドばかりで、とても良かった。

最後のアンコールでコーラスに入ったH埼さんの高音シャウト! ぶっ飛びました。