クランクブギ CRANKBOOGIE

自転車と、ブルースと、旅と。

シーカヤックで島根半島を散策 @ かたゑ庵

(8/27)

8月最後の日曜日。天気快晴。今までに比べれば気温が高くない。風が穏やかで、波がほとんどない、静かな日。シーカヤックで島根半島の美しい景色を楽しむことができた。

とても美しく、楽しく、有意義な時間で、ご褒美をもらった感じ?(特に何をした、という訳ではないけどね。)

松江市美保関町の漁村にある、かたゑ庵は古民家を復活させたゲストハウスだ。そちらで催行されているカヤック体験ツアーに参加した。2人か4人で申し込むのが原則のツアーなので、もう1人希望者が現れれば連絡する、ということにしてくれていた。今回、同行してくれたのはF田さん。ありがとうございました!

kataean.com

御主人の青戸さんは、67歳。初めてお会いしましたが、とてつもない行動力と、自然と人々が集まってくる、不思議な魅力を持った方でした。その魅力の一端はかたゑ庵のホームページから行ける、ブログを読んでいただければわかると思います。

体験ツアーは2時間。パドルの動かし方、カヤックへの乗り降り方、姿勢、ポジション調整、緊急時の脱出方法を学んだ後、防波堤内で漕ぎ方を練習してから、海に出る。

島根半島の海は透明度高いし、海岸の景色は綺麗だし。海水浴のスノーケリングとは違う視点、加賀潜戸(かか・くけど)の遊覧船よりずっと自然に近くて、とてもとても良かった。青戸さんはジオガイドなので、希望すれば島根半島ジオパークの詳しい解説を聞く事もできる。

今まで、池や沼のボート、ラフティングの経験はあるけれど、シーカヤックは初めて。漕ぎ方を教えてもらい、実際に漕いでいる内に、身体の使い方で自転車に共通している点が多いのに驚いていた。足を置く場所のポジション、腰の入れ方、胸を張って、遠くを見ると効率が良くなり、スピードが上がる。そして、パドルはボートのオールの様に引くのではなくて、押すのだと。その方が進むし、疲れずに長続きする、って。これ、自転車のレジェンド市川雅俊さんが、英雄ベルナール・イノーさんの本を仏語で読んだ時「彼はハンドルを押す」という記述に衝撃を受けたのと同じやつ。それまで日本ではハンドルを引く、と教えていたのだ。お蔭様でまたすっかり忘れていたことを思い出した。青戸さんはカヤックの動きはスキーにも通ずると言っていた。

2時間のツアーを、ジェームズ・ブッカーのサニー・サイド・オブ・ストリート(On the Sunny Side of the Street)に合わせて、2分50秒切り抜いた動画がこちら↓

youtu.be

綺麗な入江での休憩時間にはノーズフルートを演奏してくれました。

youtu.be

片江の美しい景観を見ながらカヤックを漕いで。

自分は、今、ちゃんと、生きてるんだ!って。感じた。

9月。これからの秋が、シーカヤックのベストシーズンだそうです。

機会があれば是非、2名か4名で、実際に体験してみて下さい。お薦めします!

ツアー後に、かたゑ庵の中を案内してもらいました。朝日が見える部屋からの眺め