クランクブギ CRANKBOOGIE

自転車と、ブルースと、旅と。

The PEAKS Round 9 鳥取大山 本番

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桝水高原を走る ( photo: Mr. FUMI, Thank you! )

(9/26)

走行距離  186.3km

走行時間  12時間35分

熱量    3,587kcal

速度    平均14.8km/h/最大67.0km/h

心拍数   平均153bpm/最大201bpm

ケイデンス 平均55rpm/最大138rpm

獲得標高  4,791m

推定平均パワー  84w

体重    56.1kg

体脂肪率  13.0%

経過時間  13時間54分  

結果 CP1制限時間を6分オーバーでDNF。

その後、残りのコースを個人的にサイクリングし全コース完走。旧友や、SNS繋がりの人とコース上で会えたり、良い一日だった。

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CP1でDNFになった時。右は主催の4126氏(photo: longridefan.com merci)

前日20時30分に寝て午前2時に起床。興奮してよく寝れなかった。3時に出発し補給食を仕入れて午前4時過ぎ着。準備して、自転車で24号線を少し下り、ニーウォーマーは使わない事にした。受付、検車、2番目のスタート位置を確保。練習した通りの完璧な段取り。後は友人達と談笑しつつ待つ。I田さんは先週悪魔の左手やったそうだ。それで今週ピークスって、どんだけ絶倫やねん。

5:30スタート。最初はゆっくり入ったが心拍数は170bpmを超えていた。うわああ、こんなに入れ込んでるの、俺! 

I have a bad feeling about this. 

イヤな予感がする。

スターウォーズのセリフが頭をよぎった。これじゃ184km持たない。暫く下り基調だからその間に落ち着いてくれれば良いが。。。第1回DNFの「借りを返そう」と8ヵ月練習してきたが、8月22日のフルコース練習2回目のタイム15時間26分、制限時間4時間オーバー。実力が足りないからマネジメントで補わなきゃいけないのに、感情を全く制御できていなかった。ST1の上りで友人達が次々抜いて行く。元気に挨拶しながら、心拍数が落ちないのに焦っていた。

Attachment leads to jealously. The shadow of greed, that is. 

執着は嫉妬を導く。それは強欲の影だ。

Train yourself to let go of everything you fear to lose.  

失う事を恐れる、大切なもの全てを手放せるように、己を鍛えるのだ。

ヨーダの言葉が聞こえた。久しぶりだな。大阪→東京キャノンボールやった時以来か。

もう流れに任せるしかない。足が攣った時用のエペリゾン塩酸塩錠と芍薬甘草湯は普段の倍量持って来たし、なんとかなるんじゃないの? 開き直って、真剣に努力し、楽しもう! 実際はなんとかならなかった。心拍数が150bpmを切るようになったのはスタート6時間後。そこまで維持できた自分に驚いた。

ST2のポプラJA山守店は、レジを1台増やしてくれていた。大感謝!おかげ様で時短ができた。練習の時のようにジャムパンを買った。

折り返して上り始め、勾配がきつくなった所で足が攣った第1回。

それからは、走ったり、攣ったり、歩いたり。フォーム、呼吸法、水分塩分補給に特に気を付け、エイドでは必要最低限の動きしかせず、一所懸命、速く辿り着く事に集中した。ピークスは同じ坂を上り下りするので、抜かれたチームメイトや友人と何回か会える。エールを送りあえるので気持ちは切れない。

いろんな人にコース上会えたのは嬉しかった! ピークス第1回の宿で同室だったyukiguniさん。実際に会うのは7年ぶりか? 大山まで10時間かけてドライブ、車中泊で参加していた。 千葉県から大山町に移住してきたYoutuberのほんまさん。 蒜山の上りで篠さん。桝水高原の上りで会った激坂さん、ナマ「無事に帰ろう!」(Round8奥日光の動画参照)にはホント元気が出た。 オッティモのCrosさんをお見かけしたが声をかける余裕が当方になかった。 心残りは5月の悪魔の左手の時に自販機の前で声をかけてくれたコルナゴアラベスクの選手を見つけられなかった事だね。会った時名前位聞いておけば良かった。

 

復路。迂回路を出て45号線を上り始めた時、水が残り少なかったので桝水高原のエイドに寄る事にし、CP1制限時間クリアを目指すのをやめた。たとえクリアしても次のCPでカットオフ確実。ならば早く個人的サイクリングにしちゃった方が主催者を待たせないし、自分が気楽。今はその時の自分の判断が、気に喰わないのだけど。

CP1でカットオフになり、一度車に戻ってニーウォーマーを装着していたらぽんさくさんがゴールして来た。凄い。8時間プラスアルファ。後で聞いたら一般カテゴリー3番手だったそうだ。Tいち君もラストの坂に向かったという。完走確実だ。スゲーや、カッコいい。

ST5に降りて、スタッフの方と話したらラ・マーモットを一緒に走ったヨッシーの友達である事が判明。レッドさんとBOSEさんと、しばし海外の長距離自転車イベントの話で盛り上がった。えっちらおっちらCP1に戻ると、応援ライドのFUMIさんがまだ待ってくれていて驚いた。笑顔に惚れてしまいそうだった。安全第一でST6に下ると今度はド変態カテゴリーを見事完走したなびさんが! チームメイトは有難い。最後のST6の上り。今までの練習では必ず押し歩きが混ざっていたが、今日はもう、攣らなくなっていた。ピークス制限時間内完走の為に今年は此処まで2,000km以上走って来たが、まだまだ走り込みが足りなかった、という事だ。

19時27分。誰も居なくなった博労座にゴールした。タイム13時間54分。距離は若干短いが、3回のフルコース走でのベストタイムだった。

 

前回の15時間30分から14時間と、自己ベストは更新したので、昨日はそれなりに納得していた。今日はだんだん悔しくなってきた。来年、季節が良い時に再チャレンジする(他のピークスに出るのではなく、このコースを個人で走る。イベント時のエイドは素晴らしかったし、大きな時短になった。単独だと、また手間がかかる。)

そして、友人達から戴いた応援が、ものすごいチカラになった。今年はその有難みが、とても良く分かったシーズンだった。改めて、感謝します。

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(10/6追記)

どこかで、近いうちに、またピークスを走る。そんな意思になっている。