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境港でセッションできる店がある。
というのは、かもちゃんから聞いていた。
毎月第3土曜日の夜に開催されているという。誘われて行ってみると、ステージがありドラムやアンプ、マイクがセットされていて、オープンマイクのような感じで近隣の音楽好きが集まってワイワイやっていた。
うわっ、スゲエ。。。こんな場所が人口3.4万人の境港市にあるとは!
先に入っていたかもちゃんがやってきて、フーチークーチーマンを一緒に演ろうという。このブログを読んでくれて俺が461でやったのを知っていたのだ。ギタリストのささ坊さんを紹介してくれた。店の片隅で打ち合わせと練習を少しやる。コットン・ブギもやることにした。最近ハーモニカ全然やってないけど大丈夫かなと思っていたが、その打ち合わせではなんかできそうな気がした。
早速ステージにあがって、始めたら。
ボロボロだった。フレーズは飛ぶし、歌詞も飛ぶし。なにやってんだか!
冷や汗びっしょり。かもちゃんがリードしてくれて何とか終わる事はできた。
時間がないのに付き合ってくれた、ささ坊さんにはとても申し訳なかった。
でもね。トテモ楽しかった! 興奮した。
その後、かもちゃんとブルース話をどっぷり。
ハーモニカを始めた頃、寸暇を惜しんで練習した話にはズン!と来た。だからこそ、あれだけ心に沁みる演奏ができるのだ。自分ではまだまだ、と思っているそうだけど、ホント、素晴らしいよ。演奏には人柄がでる。母が境港に来た時キャリーリーブラザーズを聴きに行ったのだが、音楽好きでもブルースの事は全く知らない母も、とても良いねーと喜んでいた。
じゃ、オレは? マイペースで進むしかない。時間と体力は限られている。練習やろうと思ってるだけで、先延ばしにしてるし・・・
毎日の積み重ねが人生である事はよく知っている。近道などない。何にどれだけ時間をかけたかで、人生は変わる。この街で彼に出会えた事は、本当に感謝している(誰に?神様に? いや。かもちゃんに!)
その後は他の方の演奏を聴いたり、ランブルのマスターもやってきてプロレス話をしたり。ウッドベースを触らせてもらったり。なんかずっと笑ってた。
成田屋での音楽は、ジャズ、ポップス、フォーク、ソウル、ブルース、演歌まで、なんでもあり。何やっても受け入れて楽しむ人達が集まっていた。常連さんが「ここは奇跡の場所」と言っていたけれど。俺もそう思う。東京や大阪ではジャンル毎に店があるもんな。これはサックス吹きのマスターの人柄でしょう。度量の大きい、すごい包容力のある人だ。おかげ様で楽しい一夜を過ごせました。また、演らせて下さい。