クランクブギ CRANKBOOGIE

自転車と、ブルースと、旅と。

W.C.カラスさんの記事が日経に掲載された

先日見に行った、W.C.カラスの記事が12/5日経新聞の文化面に載った。
電車の中でわざと他人に見せる姿勢で読んだ。
本人が自分の事を書いた体裁になっているが、実際にはカラスさんを取材した記者が書いた文章だそうで、その点は「メディアの常識」にある疑問を感じるが、予備知識のない様々な人に伝える記事としては割と上手くまとまっていた。(イヤ、マア、俺もエラソーな態度だけどサ)


喋った事を他人に書いてもらうと必ず自分の意図と違う部分がでる。書く人の思い込みや意図があるからだ。
自分が喋った通りにおこされても、文章で読むと本意は違うと思う事もある。
だからと言って自分で5W1Hを押さえて書いたら意思が全部伝わるかというと、違う。受け取った人の都合によって違った解釈をされるからだ。
説明不足だったのが原因だと詳しく書くと、今度は最後まで読んでもらえない。
全部分かってもらう為の努力はしているが、まあそんなもんだと思っていたりもする。そんな風に思えるまでには結構な経験値が必要だった。


世界的に有名なブルースマンが来日しても、俺は日経さんで記事を見たことはない。大したお金にならないと考えているからか? かの会社にだってブルースファンはいる筈だがファンだから企画が通るものでもなかろう。
今回カラスさんを取材したのは彼が「木こり」だからかもしれん。「木こりが歌うブルース」というのは、実際分かってなくても分かった気になる。「分かりやすくてちょっと変わった物語」だし、それは最近ヒットするモノ、コトの条件のひとつだ。
俺が見に行った理由は、SNSにリンクされていたYoutubeがとても良かったからだ。
似たようなモンだ。
日経に掲載された事でブルースにお金をかけようと思う企業人が増えると有難い。そういう意味でも有意義な記事だった。



でもねえ、彼の歌とギターを聴くとそんな理屈関係ないわ。
心に沁みるものは良い! のだ。


で、俺はこういうのが好きだ。

機会があったら、ライブに行って、聴いてくれ!