読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

クランクブギ CRANKBOOGIE

自転車と、ブルースと、旅と。

別府史之選手 チャリティートークショー シャインオン!キッズ ”ビーズ・オブ・カレッジ”

(11月28日)

フミの、小児がんの子供と家族をサポートするチャリティー・トークショーに参加した。
MCは白戸太朗さん。


会場は渋谷のFILBERT STEPS 
コーヒーとサンドイッチがおいしかった。

年末にオークションにかかるという、フミのジロのゼッケン付マイヨ、日本チャンピオンシャージなどの展示もあった。
                     

12年の活動報告というテーマで、ジロやオリンピックのエピソードを披露してくれた。
ジロの時、どうしたらカヴに勝てるかをずっとチームの皆で話し合っていた。スタッフを先にゴール地点に派遣してラスト300メートルのコースがこうなっている、風は右から吹いているから左端を進め、先手を取ってチーム・スカイにかぶせられないようにといった情報を動画で送ってもらい、レース中にその動画を見て確認してから実行したそうだ。そんな事までやってたんだ。


イタリアのレースではコース・プロファイルにない坂が突然現れたりする。集団の動きでこれは何かあるな、と気づく。 オリンピックへの準備と大恩人への想いと共に走ったレース展開。 選手村の食堂で一番人気があったのはマクドナルド。等々いろいろ興味深い話を聞かせてくれた。

「チームの役割のなかで何ができるかを常に考えて走っている」

「普段は肉と野菜を中心に食べている。体重が管理しやすいし自然とカーボ・ローディングになっている」

「食べ過ぎるのは良くない。眠る時も苦しいし、なんでも腹8分目です」

「レースはフィジカル30%、メンタル70%」

・・・


俺は白戸さんのMCが素晴らしいのを感心しながら聞いていた。
上手に主役から話を聞きだし、時々わかりやすく簡潔にまとめたり、聴衆に話かけて場の一体感を自然な感じで作る。この人もプロフェッショナルだ。
太朗さんはアスリートとチャリティーについてコラムを書いている。


フミがサポートしているのは、ビーズ・オブ・カレッジ、直訳すれば「勇気のビーズ」。
日本では認定NPOシャイン・オン・キッズによって導入され、現在11病院で実施されている。先日まではタイラー基金という名前だった。タイラーは幼くして小児がんでこの世を去った男の子の名前だ。そして他の子供たちや家族の手助けに何かしたいと、日本在住のタイラーの両親が設立した。俺は初めのうちはタイラー・ハミルトンが始めた団体か、もしかしてタイラー・フィニーかも? なんて思っていた。


ウチは俺ばかりが何回も入院しているけど、家族の一人が入院すると他の家族には大変な負担がかかる。
小児がんの治療は1年〜長期に渡る場合が多いそうだ。
自分の場合は手術だったけど、放射線治療や抗癌剤投与は大人でもそのストレスで後ろ向きになってしまうと言う。父も後半は副作用がかなりつらそうだった。手術だって、初めての人にはそれだけで怖いものかも知れない。乗り越えてしまえばそれは自分の強みになるのですが、人の受け止め方は性格やそれまでの経験で異なるし。


ビーズ・オブ・カレッジでは、そんな厳しい治療をひとつやり通したら、ビーズがひとつ、渡される。紐に通したビーズが治療毎に増えていく。そしてそれが子供と家族が前向きになるきっかけとなり、ビーズが勇気の思い出の記録となって行く。

「子供たちが、ビーズを見せて自慢するんですよ。そして親御さんと一緒にこの時はこうだったとか話してくれるんです」実際に子供達に会いに行ったフミは自分が勇気をもらったと言っていた。


チーム・ビーズ・オブ・カレッジは、我々が気軽に参加できるプログラム。
一口3000円で寄付すると、ふたつのビーズが送られてくる。ビーズを身に着けてチャレンジし、終わったら貴方のチャレンジの事や子供達へのメッセージを付けてひとつのビーズを送り返す。もうひとつは自分の手元に。想いのこもった特別なビーズが頑張っている小児がんや重い病気の子供に渡される。チャレンジはスポーツでもなんでもよくて、英語や司法試験に挑戦される方もいるそうです。フミはほとんどの?レースでビーズを身に着けて臨んでいる。
サイトは下記のアドレスです。
http://www.sokids.org/ja/programs/team-beads-of-courage/



それから。
シャイン・オン・キッズには、自転車乗りの素晴らしい女性がいるのです。
年末のオークションには小河原政男さんが描いたフミの絵も出品される。フミ自身が欲しがっていた位。
「小河原さんに懇願したんです」
ロビー・マキュアンのサイン入りジャージも。
マキュアンさん、キュートでしたね〜 自分もビーズ付けるよって進んで言って下さって。初めは頭突きされるかと思いましたけど」
ネ? ソウトウ、イッチャッテルデショ?
一緒に走った事はまだ無いけど、結構走り込んでいるようなので、チギラレるな、きっと。




ツール・ド・おきなわを自分と一緒に走ったビーズと、トークショーのお土産。CDにはジュリアン・レノンマキシ・プリースト、マンディ・ミチル等が参加している。